WHAT is MOTO1 ?

MOTO1

MOTO1とは、オフロードを走るために作られたマシンを使い、主にオンロード80%、オフロード20%のコースで速さを競う競技です。
競技会の名称をMOTO1、排気量により分けられる各クラスをmoto1、moto2、moto3と表すのが一般的です。

オフロード用のマシンはホイル径が大きく ブロックパターンのタイヤが付いていて、サスペンションもストロークが長く良く動くように作られています。
ブロックパターンのタイヤではアスファルトは走り辛いので、ホイルを17インチに変更しロード向きのハイグリップタイヤを装着。ブレーキやサスペンションも強化したマシンで行われ、このようなマシンをモタードマシンと呼びます。
ロード区間でのハイスピードな駆け引き、オフロード区間での豪快なジャンプ等、面白い所を足して1+1=3にしてしまった競技です。


moto3 
moto3は皆さんが街乗りで使っているマシンと同じ市販車250ccの参加が多く、使用出来るタイヤは公道用タイヤのみでレーシングスリックやレインタイヤは使えません。
各選手工夫を凝らしたチューニングを行いレースに参加しています。普段は街乗りしているマシンで参加する選手も多く、一番身近なクラスと言えます。
   


moto2
moto2クラスは250ccのレーサーが多く、タイヤはレーシングスリックやレインタイヤを装着出来ます。車体とエンジンのバランスもよく、マシンのポテンシャルを使い切りハイレベルな戦いが繰り広げられます。
  moto2クラスになると減速のときにリヤが流れてしまうスライドが見られるようになります。
モタードと言えばこのスライドも大きな見所の一つですが、日本のコースは路面が良く、海外ほどスリッピーで無いため、近年はマシンセットやライディングを煮詰めて徐々にカウンター角が減る傾向に有ります。
 
60歳オーバーの選手も参加しています


moto1 open

moto1 open クラスは450ccのレーサーや550ccの市販車等、モンスターマシンで戦うクラスです。レーシングスリックさえ簡単にホイルスピンさせてしまうパワーで豪快な走りを見る事が出来ます。moto1クラスになると、じゃじゃ馬なマシンをどう押さえつけて思い通りにコントロールするかが肝になって来ます。このクラスは低回転からのトルクやエンジンブレーキも強力で随所で迫力有るドリフトが見られます。
 


photo by 松の字



SUPER MOTARD MOTO 1
 

 SUPER MOTARD MOTO1 はMFJ 日本モーターサイクル協会が定めるレギュレーションに沿って競技が行われ、レギュレーションでは以下のように分けられています。

競技会とライセンス  (スーパーモタードとは?



MOTO1は大きく分けて三つのステップに分けられており、頂点はALLSTARSと言われる全日本選手権で、A級ライセンスの選手で日本全国を転戦しながら年間ランキングを争います。

その中でもmoto1 PROはALLSTARSの中でも特に優秀な選手が選抜されて行われるクラスで、スーパーモタードの頂点に立つ日本最高峰のクラスになっています。

次に位置するのがAREA選手権で、日本を五つのエリアに分け、A級、B級の選手達でそれぞれのブロック内で行われるAREAシリーズ戦を転戦し、年間ランキングを競います。

各クラスのB級ランキングの上位3名はA級に昇格し、ALLSTASへの登竜門となるシリーズです。

次に位置するのが承認競技会で、各AREA戦と併催して行われるクラスで、スーパーモタードライセンスは必要有りません。昇格対象レースでは無く、気軽にレースを楽しむために設けられた区分です。

各AREAにより参加台数に差が多く、関東、東北エリアでは参加台数が集まらず開催されない事が多いクラスです。

競技会名 参加資格 開催クラス
ALLSTARS スーパーモタードA級 moto1 PRO
moto1 OPEN 、moto2
AREA スーパーモタードA級、B級 moto1 OPEN、moto2、moto3
承認競技会 MFJエンジョイライセンス M1(moto1車両)、M2(moto2車両)、M3(moto3車両)、moto4





 車両区分

(注)
2012年、moto1OPEN、moto2クラスの排気量区分が市販車、レーサーの振り分けが無くなり、排気量のみでクラス分けされます。また最低排気量が引き上げになりました。
 例 Suz/DR-Z400
2010年までは市販車400ccなのでmoto2クラス。
2011年より市販車、レーサー共に同じ排気量でクラス分けされるのでmoto1クラス。
但し、一般市販車4ストローク400t車両は、2011年に限り、moto2クラスへ出場が認めらましたが2012年よりmoto1 OPENクラスとなります。


(注)
moto2クラスの4ストローク排気量区分が市販車、レーサーに関らず175cc〜250ccまでに変更されたので、SM250RやWR250X等もmoto2クラスに出場出来る。
但しmoto3クラスに250ccレーサー、EDモデルは出場出来ない。


クラス 定義 排気量
アンリミテッド 市販状態で460cc以上の車両 4ストローク 460cc以上
moto1 PRO
moto1 OPEN
(M1)
4ストローク 290cc〜450cc
2ストローク 175cc〜250cc
moto2(M2) 4ストローク 175cc〜250cc
2ストローク 100cc〜125cc
moto3(M3) 一般市販車 4ストローク 231cc〜250cc
レーサー(MX、ED) 4ストローク 85cc〜150cc
2ストローク 51cc〜85cc
moto4 一般市販車
レーサー(MX、ED)
4ストローク 51cc〜125cc以下
moto4ストック 一般市販車
レーサー(MX、ED)
4ストローク
2ストローク
50cc以下

(注1)
一般市販車の定義は、生産メーカー出荷時に一般公道用として販売された車両で有る。
生産メーカー出荷後に生産メーカー以外のメーカー等が一般公道走行可能に変更した車両は
レーサーとして扱われる

(注2)
アンリミテッド車両はmoto1 OPENクラスに参加出来る





 ライセンスの所得

スーパーモタードのAREA戦に出場するにはスーパーモタードB級ライセンスが必要ですが、原付以上の運転免許を所得している方は、スーパーモタードB級は更新だけで所得する事が出来ます。また免許が無い方も講習会を受講すればライセンスを所得する事が出来、難しいテスト等は有りません。

承認競技会参加のためのエンジョイライセンスもMFJのライセンス所得手続きに沿ってライセンスを所得出来、大会によっては受付でエンジョイライセンスの手続きが出来る場合も有ります。

スーパーモタードB級は申請するだけで与えられるライセンスですが、立派なレーシングライセンスです。競技に参加するに当たり、国内競技規則書を熟読したり先輩方の話を聞き、レギュレーションやレースのルールをよく理解して下さい。


準備が整ったら、厳しくも楽しいレースライフを満喫して下さい!。



MFJ ライセンス申し込み


当ページのレギュレーションはあくまで参考とし、参戦時は必ずMFJ国内競技規則を確認し、相違有る場合はMFJ国内競技規則に従って下さい。

MFJ国内競技規則




過酷なレースで身を守るためのライダー達の装備


スーパーモタードのレースに出場するには、安全のため、MFJ のレギュレーションにより定められたウエアーやヘルメットを使用します。

ウエアーはMFJ公認レーシングスーツ着用します。モタードはアスファルト路面の部分が多いため、転倒の際の擦過傷等を防ぐ目的でレザースーツの着用が義務付けられています。また、レザースーツの中でも一定の安全基準を満たしたMFJ承認マークが付いた物を使用しています。



MFJ 公認レーシングスーツ承認マーク


スーパーモタード専用

MFJ (日本モーターサイクルスポーツ協会)公認レースである、スーパーモタード MOTO 1 のシリーズ戦で使用する場合は、MFJ 公認レーシングスーツ承認マーク、又はスーパーモタード専用マークが付いているレザースーツを着用します。


ヘルメットもMFJ の公認した物を使用します。マーケットでは様々なヘルメットが販売されていますが、転倒の衝撃から頭を守る大切な装備なので、JIS規格やSNELL規格と共に競技用のMFJ 公認マークが付いたヘルメットを使用します。



■FIMマーク・白
MFJに公認された『スネル規格品ヘルメット』に貼られます。
国際格式(FIM公認)のロードレースとモトクロスには、このヘルメットが必要。

■MFJマーク・金
MFJに公認された『JIS規格品ヘルメット』に貼られます。
但し、ロードレース用に関しては、追加テストの耐貫通 性試験にも
合格する事が義務付けられます。
MFJ公認のロードレースとモトクロスには、このヘルメットが必要。


MFJ 公認ヘルメット、レーシングスーツ一覧

レース前の装備検査において、MFJ公認マークの無いレーシングスーツやヘルメットでは、
レース参加が認められない場合も有り、安全面にも厳しい基準が設けられています。




上記はMFJ公認レースに出場するのに必要な基準ですが、参考までに一般的なヘルメットの規格も簡単に御紹介致します。


SG規格
PSCマーク
SGマークは万が一ヘルメットが国が定めた基準に適合しないため、使用者が障害を受けた場合にその障害を保障するマークです。
PSCマークは製品安全協会が経済産業大臣の承認を受け、定められた認定基準を満たしている製品に表示されるマークです。
JIS2000 JIS2000 工業基準化法に基づき制定された規格で、上記のSG規格よりも厳しいテスト基準となっています。
SNELL規格 非営利機関であるスネル記念財団により定められる規格。テスト基準が5年ごとに改正される等、もっとも厳しい規格です。
Arai ヘルメット、規格説明ページ




ブーツやグローブは特に定められた規格は有りませんが、皮製、もしくは同等の強度を持つ素材で作られた物を使用します。ブーツに関してはモトクロスブーツが一般的ですが、操作性を重視してロードブーツを使用する選手もいます。


一般的なモトクロスブーツ。 足首を動かしやすく、ソールにスライダーが
装着されているモタード専用ブーツ。
ロードブーツで参戦するライダーも
いますが、プロテクション効果の高い
ロードブーツを選んでいます。




ブーツ同様、操作性を重視した場合でも
プロテクション効果の高いグローブを
使用します。
ツナギに隠れて見えませんが
背骨を守るための脊髄パット
も多くの選手が愛用しています。
このようなロード用皮製グローブで有れば
よりプロテクション効果は高くなります。
ネックプロテクターを装着する選手も
徐々に増えて着ました。
中にはもっと本格的なリアットブレイス等を
使う選手もいます。

こちらは鎖骨や頚椎を守るために使用
しています。



華やかなレースですが、万が一の時にライダーを守るためのレギュレーションも定められています。マシンレギュレーションを守るはもちろんですが、ライダー装備やレース中に提示されるフラッグ等のレギュレーションを守る事で、各ライダーの安全を守りながら迫力有るレースが展開されています。

また、転倒によりヘルメットやレーシングスーツが痛んだ場合、基準を満たすようメンテナンスする事もレーサーの大切な仕事の一つです。